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松本明誠会の活動

日本空手松涛連盟

松本明誠会は、松涛館流の一団体となる日本空手松涛連盟に属し、先人の意思を引き継いだ香川政夫首席師範の元、日々空手を通した青少年の健全育成に努めています。

日本空手松涛連盟の系譜は、3人の偉大な先人の足跡からたどることができます。
船越義珍先生、中山正敏先生、浅井哲彦先生です。

松涛館流の開祖は、船越義珍先生です。船越先生は、沖縄古武術であった「唐手」を武道である「空手道」に改変し、本土の大学生たちに教えました。いまの大学空手道の原点です。

船越先生の空手道を、戦後、大きく発展させたのが、弟子の中山正敏先生でした。中山先生は、基本や型稽古を理論化し稽古方法の体系化を確立しました。さらに、それまでの空手には存在しなかった「試合」のルールを確立し、近代空手道の礎を築きました。

中山先生が築き上げた「近代空手道」を継承し、あらたな境地に踏み出したのが、松涛連盟の前首席師範である浅井哲彦先生です。 この浅井先生が、近代空手道をさらに武道として進化・深化させるべく2000年に発足させた会派こそが、日本空手松涛連盟です。

松涛連盟独自の基本型「順路初段〜五段」や「17の古典型」の制定、車椅子空手道の立ち上げといった斬新で大胆な「改革」は、どれも浅井先生の試みです。

浅井先生没後、その意思を継いだのが、現在の首席師範である香川政夫師範です。香川師範は、帝京大学での長年の指導を通して、世界を舞台に活躍する選手や、日本を代表する選手を数多く育ててきました。

さらに、全日本空手道連盟で、強化委員会委員長としてナショナルチームの選手たちを率いて世界の動向に接してきた香川師範は、武道と競技を融合する独自の指導法を実践し、数多くの選手、数多くの指導員を養成してきました。

現在、松涛連盟では、国内はもとより、全世界に指導員を派遣しています。